杉山神社フォーラム開催される


 杉山神社のルーツをテーマに開催されましたフォーラムには、約200名の方々が港北公会堂に集い(写真:左下)、鶴見川、帷子川、大岡川の三水系と多摩川流域に70数社が点在する神社の生い立ちと祭神の「謎解き」を堪能しました。

 はじめに、平野卓治講師(公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団)が基調講演「古代の杉山神社」と題し、古代における神社の位置づけと、その前提を「続日本後記」「延喜式」等の資料から探り、掲載内容を歴史的な流れに沿って解り易く解説(写真:右下)。続いてバネラー中西望介氏、大塚文夫氏、吉川英男氏、金子和夫氏がそれぞれの立場から、製鉄と神社、「新編武蔵風土記稿」等を始めに歴史資料の神社、戸倉莫大郎、飯田俊郎両氏の著書をテキストに歴史資料を総合的に研究、篠原(金子)城と杉山社の関係(合祀により廃止された杉山社の本殿は、現在北八朔の神明社本殿として復活)、三流域は物資を運ぶ水運が発達し、流域の住民が杉山神社のブランドを招聘等々を懇切丁寧に話されました。

 公演の結果、杉山神社の謎は今後も研究を重ね、様々な課題を解決しながら続けられるロマンの謎解きか、今回のフォーラムは「謎解き Ⅰ」、今後も「Ⅱ・Ⅲ」と開催される予定。

参加者基調講演