会長のあいさつ

奉賛会:後藤会長

奉賛会:後藤会長

杉山神社奉賛会は、山王宮合祀100年目を今年10月に迎えるため、30数年振りに注連縄を架け替える等ほぼその準備は終わっています。

後藤は、この記念すべき日を迎える令和5年度の総会において再び会長に選出されました。この度の就任は、6期12年に至るものであり、当初はただ夢中で奉賛会の維持・運営に奔走して過ごしました。しかし、2期目には、長年の念願であった「舞殿並びに山車小屋建設」が神社創建500年を迎える記念事業に取り上げられ、奉賛殿建設と言う大きな計画が職責遂行の課題になりました。そのための組織を新たに立ち上げ、委員の選出、その後は、建物の概要、資金調達、会員の皆様に奉賛金のお願い等と次々に難題が押し寄せ、役員、世話人、会員の皆様と共に一致団結し、記念事業を推進してまいりました。

竣工を迎えた令和元年10月5日には新装なった「奉賛殿」において岸根のお祭りである杉山神社御祭礼を真新しい舞台で行う事が出来、万感迫る思いで過去数年の日々を振り返りました。

また、現在進められている山王宮合祀100年記念事業は、「山王宮蹟碑」が現在地で岸根町の史跡として永久に存続することを国へ請願している時期で、この史跡を町民相互が結束し、存続の機運を盛り上げるための特別事業であり、事業そのものの経緯や成果は、既に実行委員長の努力によってほぼ初期計画が実行され、終了しています。今年度は、記念式典を10月の御祭礼時に行うか、等史跡保存を含む課題解決が懸案になっています。

岸根杉山神社は、岸根町の同じ地域に住む人々が共同で祀る氏神様として町内の皆様に日頃からお正月の初詣、秋の祭礼、さらにお子さんの誕生や七五三、結婚等慶事の際に身近なお社としてお参り、崇敬を頂いております。

また、奉賛会は、敬神の念を有して親睦を図る趣旨に賛同する岸根町居住者、近隣の居住者、事業を営む者方々で組織し、社や鎮守の杜の護持、地域の安全安心のために活動しておりますので、新たな会員となり、会の活動にご参加、ご協力をよろしくお願い致します。

なお、岸根町の公式サイトである「岸根町うぇぶ」は、岸根町内会が中心になり、平成28(2016)年9月に立ち上げて以来岸根町の身近な情報源として町民の皆様に親しまれるよう常に新しい内容を掲載・提供する事を目指しております。そのためには多くの皆様から深くご理解を頂くとともに、新たな視点からご意見、ご提言等を頂きながら自己研鑽を積み重ねて内容を充実するよう共に、ウェブサイトの活性化の推進や親しまれるウェブサイトを維持したいと願っています。

今後とも、氏神様である「杉山神社」繁栄のためよろしくお願い致します。

令和6年5月吉日
岸根杉山神社奉賛会 会長 後藤 典重

由緒沿革

岸根杉山神社(祭神:五十猛命・イソタケルノミコト)は、『今を去る394年前、大永5年9月(西暦1525 年)、後奈良天皇の御代北条早雲の重臣にして当時この地に帰農せる伊豆の国の住人岩田五郎右衛門貞列(岩田泰次郎氏の中興の祖)の草創にかかり、その後創立者岩田貞列より四代目になる三世太郎右衛門貞経(当時橘樹・久良岐・都築諸郡一帯の代官職)によりて改築し、その後寛政8年(西暦1797 年)に至り、当時の名主・その他の有志により改築。又石階・鳥居・石灯籠・狗等もその節の建設なりと。尚、大正15年5月15日当時山王山に鎮座せし山王宮(由来不詳・祭神大山祗尊・無各社)を合祀す。』 (八幡宮に残る資料から「抜粋-1」)

尚、杉山神社は、全部檜の良材を以て築かれ、精巧なる社殿造りにして葺くに茅を以てす。

尚、大正13年10月(西暦1924 年)当時山王山に鎮座せし、山王宮(由来不詳・祭神:大山祗命オオヤマズミノミコト)を合祀。その後昭和55年10月(西暦1980 年)鉄筋コンクリート造りの拝殿を新築し、今日に至る。

『境内は、地高く5百坪の域内には老杉・古松として風致極めて深遠、西に一歩すれば眼界宏、一望よく三隅耕地の眺めを壇にす。石を以て刻める狗・灯籠・御手洗鉢・鳥居等には苔蒸して床しき限りなり。又延々数町に余る参道、三百級に垂とする石段とは共に特筆するに足るべく、尚御神木は目通り二間・高さ六丈の古松なり。』 (以上八幡宮に残る資料から「抜粋-2」)

神社施設(建物・設備等)

 

主な活動内容のご紹介

元旦祭 (毎年1月1日午前9時~)・除夜祭 (毎年12月31日深夜~新年)

「元旦祭・除夜詣で」とは、1年の始まりを寿ぎ、氏子崇敬者の皆さんの1年間の家内安全・身体堅固などのお願い事を神前にお願いいたします。元旦祭の前には除夜祭が行われ、参拝者の一年間の穢れや厄をお参りと共に打ち払います。

<除夜祭>


<元旦祭>

どんど焼き(毎年1月14日午前9時~)

「どんど焼き」とは、小正月の行事で、正月の松飾り・注連縄(しめなわ)・書き初め等を家々から持ち寄り、一箇所に積み上げて燃やす、日本全国に伝わるお正月の火祭り行事で、残り火で、細い竹に刺すした団子、あるいは餅を焼いて食べるという風習です。

秋の例大祭・杉山神社御祭礼(毎年10月の第1土曜日午前9時~)

「例大祭」とは、神社で毎年行われる祭祀のうち、最も重要な例祭としています。秋の祭りは、本来「農耕の収穫を感謝する祭り」で、9月から11月ころに全国の各神社において神に収穫された初ものの米、野菜、果物等を供え、神の恩恵に感謝するものです。

杉山神社の秋祭の日は毎年一定ですが、「例大祭」は、従来町内会主催の「岸根まつり」と同時に行っていました。しかし、平成27年からは、「岸根杉山神社御祭礼」と名称を変えて奉賛会等4団体で組織する「祭礼実行委員会」が主体になり行っています。

境内の観客席には、舞台で演じられる自慢の演技を、楽しみ、笑みと賑わいが。 演芸後には、懇親慰労会
境内の観客席には、舞台で演じられる自慢の演技を、楽しみ、笑みと賑わいが。 演芸後には、懇親慰労会
 

境内の定期清掃(毎月第1日曜、午前9時~ 所要時間:約60~90分間)


境内の清掃は、鎮守の杜を美しく護持するためと会員相互の親睦を兼ねて行っています。

例年5月は、枯れ木の伐採、植木の剪定等大掛かりな清掃日として行い、終了後に慰労と懇親を目的にバーベキュー会食を行います。また、例祭の月に当る10月と1月の定期清掃は、清掃日を9月・12月の下旬に変更して行います。

なお、清掃後、集った落ち葉、小枝等をビニール袋に入れて清掃局へ収集を依頼し、処分します。

 

お札の頒布(毎年12月下旬)

「お札の頒布」は、年末(12月20日ころ)に会員から希望を取り、伊勢神宮より神宮大麻を授与された皇室の御祖神・「天照皇大神様」と同時に「杉山神社様」、「荒神様」の三体のお札を希望者に篠原の八幡大神神社から譲り受けてお渡ししています(有料)。

その他関連事項

1..子供神輿の参拝(令和5年11月3日)

毎年近隣の篠原幼稚園は、秋にお祭りを開催しており、その時先生に付き添われて園児、保護者等約300名が往復3km の道のりを、お神輿を担ぎ、法被姿でお参り頂いています。

 

2.参道整備を100記念事業の一環として港北土木事務所に要望書(令和5年10月30日提出)

参道(公道「小机368」)整備は、一度平成27年7月に要望書を提出。その後、市の土木事務所は、立ち木の伐採、手摺の設置、参道両脇の暫定的な整備等が平成30年3月末に完成し、薄暗かった道がすっかり明るくなり、安心安全な参拝の道に生まれ変わりました。

しかし、石段は、工事の困難さから整備が先延ばしになっており、鳥居から急峻な登りになるところに設置した石段(三ケ所)は、記憶している昭和40年以降一度も整備することなく、自然のままに風雨に浸食され、放置しているため、石段がズレ、傾いています。

さらに、石段の高さが不ぞろいで、幅が小さい等の問題から歩く足元が不安定で、転ぶ危険を感じています。また、この公道から流出した降水は、大雨の時に参道入り口、鳥居付近で左右に広がり、「公道・小机364」を横断し、岸根クラブ方面に流れて運んだ土砂等を排水桝付近に残置するため、其の清掃に付近住民が苦労しています。

排水桝へ流れて運んだ土砂の跡。放置しているため風雨に浸食されて石段がズレ、傾く。

岸根杉山神社奉賛会 Q&A

どんな活動をしているの?

岸根杉山神社奉賛会では、お正月の元旦祭・除夜詣で、どんど焼き、秋のお祭り御祭礼等岸根町の氏神様としての祭礼を行い、みどり豊かな鎮守の杜を長年にわたり立ち木や植木の剪定、境内の清掃、護持等の管理活動を行っています。

これらの活動は、合同役員会(22名・年5回程度開催)・総会(年1回)によって、企画・審議・決定し、会員の参加によって運営しています。

役員の構成は?

奉賛会の役員は、2年毎に合同役員会が選任する会長・副会長(4)・会計・監事(2)・顧問の9名です。さらに、各組が選出する世話人13名を含めて計22名です。

職種・年齢等の違う様々な方が,身近にできるボランティアとして活動しています。

— 奉賛会役員等 —

役員名氏名
会長後藤 典重
副会長岩田 清
副会長三田 敏幸
副会長横溝 一則
副会長矢藤 高
会計矢尾板 達也
監事伊藤 暢博
監事浜田 正二
顧問岩田 泰明

— 世話人 —

組番号氏 名
1組市川 和枝
2組白鳥 公彦
3組伏見 幸治
4組浜田 隆
5組岩田 弘
6組佐藤 梅子
7組佐々木 朱美
8組伊藤 一弘
9組岩田 清(代行)
10組山崎 登志郎
11組山﨑 登志郎(代行)
12組山﨑 登志郎(代行)
13組黒滝 宏和
会員・会費や予算はどのようになっているの?

会員は、平成30年度以降に会則を改正し、町内の居住者(会員)以外に新しく近隣の居住者(賛助会員)、事業を営む者(事業者会員)も加入できるようになりました。

会費は、会員並びに賛助会員が年当たり1,000 円、事業者会員が年当たり2,000円以上でそれぞれ5月に納めていただいています。

令和6年(2024)度の予算額は、収入総額が約75万円です。内訳は、会費18万円、行事の時のお祝い金、お参りの賽銭等からの収入になります。

主な使途は、除夜・元旦、御祭等の行事に約20万円,総会の開催に3.5万円,神社庁負担金約10万円,その他維持費や事務費等に使用しています。

他団体との関係は?

岸根杉山神社奉賛会は、氏神様岸根杉山神社(宮司は、篠原八幡大神「通称:篠原八幡神社」の水谷氏が兼務)を崇敬する方々で組織されており、他地域との関係は、港北区内に点在する神社で組織された横浜市港北区神社氏子総代会(参加神社21社)に参加しています。

なお、同氏子総代会が秋に主催する大麻頒布式に出席し、日帰りバス旅行で近隣の神社に参拝しています。

※当日授与されるお札は、神宮大麻様(このお札は、各神社の総氏神様伊勢神宮の御札「天照皇大神様」のこと)と同時に杉山神社様、荒神様の3種類で、毎年年末に会員皆様のご希望を頂き、有料で頒布しています。

港北区神社氏子総代会の大麻頒布式(毎年11月中~下旬)

「大麻頒布式」は、毎年港北区神社氏子総代会(参加神社21社)が主体になり、会員各神社の持ち回りで行われております。令和5年度は、例年行う日帰りバス旅行が中止になり、令和5年11月9日に北新羽杉山神社において頒布式と他会場で懇親兼会食を開催しました。

入会のご案内

岸根杉山神社
岸根杉山神社

奉賛会は、岸根町内に居住する皆さんの氏神様「杉山神社」を長年に亘って維持管理を行っております。

会員は、原則として岸根町に居住し、敬神を有する方になっています。しかし、平成30年度において会則を改正し、町内の居住者(会員)以外に新しく近隣の居住者(賛助会員)、事業を営む者(事業者会員)も加入できるようになりました。

新年度になり新たな会員を募集しておりますので、この機会にご入会をお考え頂きますようご案内をします。

入会ご希望の場合は、当サイトのお問い合わせフォームから「氏名・メールアドレス・電話番号・問い合わせ団体名・題名(入会希望)」に、さらにメッセージ本文をご記入の上、メールを送信して下さい。
お問い合わせメールを確認後、数日中にコチラからご連絡を致します。

または、閲覧資料の「奉賛会: 入会申込書」をクリックして「入会申込書」を印刷されて、氏名、住所、電話番号をご記入の上、岸根クラブへ送信(FAX:045-434-0181)頂ければ、コチラからご連絡を致します。

令和6年5月吉日
岸根杉山神社奉賛会
会  長  後藤典重