会長のあいさつ

後藤会長

奉賛会:後藤会長

私は、令和3年度総会において会長に再選された後藤です。

私が杉山神社の活動に参加したのは、昭和59(1984)年に世話人に推薦されたのが初めてであり、その後今日まで各役職に就任し、休みなく続けています。
この間岸根杉山神社は、鳥居の修復、水道・トイレの新設、一泊の懇親旅行等様々な活動を行いました。しかし、平成30(2018)年に事業化した「創建500年記念事業」は、実行委員会の設置、奉賛金の募集活動、舞殿の概要決定等特別に難しく、毎日が苦労の連続で、新築した舞殿建物の引渡しを受けた令和2年12月に終了。
特に、大勢の皆様からご協力と支援を頂きながら建物の竣工式・祝賀会を迎えた日は、今までに経験したことのない最良の日になり、この日の感激は、忘れることはないと思っています。

以上のように、奉賛会活動に参加していますが、現職は、令和6(2024)年1月31日で、この日に至れば10年を迎えることになり、“長すぎた現職です”。この事から私は、事業の活性化の為にも今から若手の登用に努力しなければと反省し、今後とも杉山神社の発展のためにも後継者の育成に微力を続けようと考えていますので、ご助言、ご支援をお願い致します。

さて、杉山神社は、岸根町の同じ地域に住む人々が共同で祀る氏神様として町内の皆様に日頃からお正月の初詣、秋の祭礼、さらにお子さんの誕生や七五三、結婚等慶事の際に身近なお社としてお参り、崇敬を頂いています。また、奉賛会は、敬神の念を有して親睦を図る趣旨に賛同する岸根町の居住者、近隣の居住者、事業を営む者人々で組織し、社や鎮守の杜の護持、地域の安全安心のために他の団体、町内会、囃子連、消防班、JA岸根支部等と連携して活動を行っています。

なお、平成27(2016)年9月30日に開始した岸根町の公式サイトである「岸根町うぇぶ」は、常に新しい内容を掲載・提供する等身近な情報源を目指しています。そのためには多くの皆様からご理解を頂くとともに、新たな視点からご意見、ご提言等を頂きながら自己研鑽を積み重ねて内容を充実し、会の活性化を推進したいと考えて、さらに、親しまれるウェブサイトを維持して行きたいと願っています。

  

今後ともよろしくお願い致します。

令和4年5月吉日
岸根杉山神社奉賛会 会長 後藤典重

由緒沿革

現在の拝殿
現在の拝殿
建替え前の拝殿
建替え前の拝殿

岸根杉山神社(祭神:五十猛命・イソタケルノミコト)は、今を去る大永5年9月(西暦1525年)、後奈良天皇の御代北条早雲の重臣にして当時この地に帰農せる伊豆の国の住人岩田五郎右衛門貞列(岩田泰次郎氏の中興の祖)の草創にかかり、その後創立者岩田貞列より四代目になる三世太郎右衛門貞経(当時橘樹・久良岐・都築諸郡一帯の代官職)によりて改築し、その後寛政8年(西暦1797年)に至り、当時の名主・その他の有志により改築。又石階・鳥居・石灯籠・狗等もその節の建設なりと、尚大正13年10月(西暦1924年)当時山王山に鎮座せし、山王宮(由来不詳・祭神:大山祗命オオヤマズミノミコト)を合祀。

総檜造りの「社」
拝殿内:総檜造りの「社」
杉山神社(右)・山王宮(左)
碑文
神社碑
「碑文」(平成12年12月(西暦1980年)奉納)

社は、全部檜の良材を以て築かれ、精巧なる社殿造りにして葺くに茅を以てす。尚、拝殿の正面には雲龍の彫を施す。 その後昭和55年10月(西暦1980年)拝殿を新築し今日に至る。

境内は地高く5百坪の域内には老杉・古松として風致極めて深遠、西に一歩すれば眼界宏、一望よく三隅耕地の眺めを壇にす。石を以て刻める狗・灯籠・御手洗鉢・鳥居等には苔蒸して床しき限りなり。又延々数町に余る参道、三百級に垂とする石段とは共に特筆するに足るべく、尚御神木は目通り二間・高さ六丈の古松なり。 (以上八幡宮に残る資料から抜粋)

杉山神社の拝殿、鳥居、石灯籠
杉山神社の拝殿、鳥居、石灯籠
狛犬(左)
狛犬(左)
水屋
水屋(手洗い場)
狛犬(右)
狛犬(右)

主な活動内容のご紹介

元旦祭 (毎年1月1日午前10時~)・除夜祭 (毎年12月31日深夜~新年)

「元旦祭・除夜祭」とは、1年の始まりを寿ぎ、氏子崇敬者の皆さんの1年間の家内安全・身体堅固などのお願い事を神前にお願いいたします。元旦祭の前には除夜祭が行われ、参拝者の一年間の穢れや厄をお参りと共に打ち払います。

<除夜祭>

除夜祭(拝殿)
拝殿
除夜詣
除夜詣
灯が灯った舞殿
闇夜に浮かぶ鳥居・水屋・舞殿
除夜祭(参拝者に暖)
参拝者には、暖と甘酒を振舞う
新年を祝う岸根囃子連
新年を祝う岸根囃子連
 暖を得る聴衆の方々
暖を得る聴衆の方々

<元旦祭>

元旦祭・初詣を迎える新装の拝殿
元旦祭・初詣を迎える新装の拝殿
初詣は、手を清めてから氏神様の杉山神社へ!!
初詣は、手を清めてから氏神様の杉山神社へ!!
今年も宜しくお願いいたします
今年も宜しくお願いいたします
お父さんと一緒に初詣
お父さんと一緒に初詣

どんど焼き(毎年1月14日午前9時~)

「どんど焼き」とは、小正月の行事で、正月の松飾り・注連縄(しめなわ)・書き初めなどを家々から持ち寄り、一箇所に積み上げて燃やす、日本全国に伝わるお正月の火祭り行事で、残り火で、細い竹にさした団子、あるいは餅を焼いて食べるという風習です。

特に、今年は、何と太鼓同好会が太鼓の撥(ばち)を多数、いずれの破損しているものを持ち込んできた。稽古に使用した撥に感謝してお炊き上げにご協力された。

どんど焼き
どんど焼き
門松、飾り・祝い物等を焚き上げる
門松、飾り・祝い物等を焚き上げる
太鼓同好会の破損した撥(ばち)もお焚き上げ
太鼓同好会の破損した撥(ばち)もお焚き上げ

例大祭「杉山神社御祭礼」(毎年10月の第1土曜日午前9時~)

「例大祭」とは、神社で毎年行われる祭祀のうち、最も重要な例祭としています。秋の祭りは、本来「農耕の収穫を感謝する祭り」で9月から11月ころに全国の各神社において神に収穫された初ものの米、野菜、果物等を供え、神の恩恵に感謝するものです。

岸根囃子(奉納の獅子舞)
岸根囃子(奉納の獅子舞)
次世代を担う若者の岸根囃子
次世代を担う若者の岸根囃子

杉山神社の秋祭の日は毎年一定ですが、「例大祭」は、従来町内会主催の「岸根まつり」と同時に行っていました。しかし、平成27年からは、「岸根杉山神社御祭礼」と名称を変えて奉賛会等4団体で組織する「祭礼実行委員会」が主体になり行っています。

なお、令和2年、3年は、コロナ禍から大勢が集まる催しを取りやめ、自由な参拝とした。

境内の定期清掃 (毎月第1日曜、午前8時~)

境内の清掃は、鎮守の杜や植栽樹木を美しく護持するためと会員相互の親睦を兼ねて行っております。 なお、5月は大掛かりな清掃日とし、終了後に慰労と懇親を目的にバーベキュー会食を行います。また、例祭の月に当る10月と1月は、清掃日を9月・12月の下旬に変更します。

集められた剪定枝や落ち葉は、たき火で燃やす。たき火は消防署に届けが大切。
集められた剪定枝や落ち葉は、たき火で燃やす。たき火は消防署に届けが大切。
清掃後の境内
清掃後の境内

港北区神社氏子総代会の大麻頒布式  (毎年11月中~下旬)

「大麻頒布式」は、毎年港北区神社氏子総代会(参加神社21社)が主体になり、会員各神社の持ち回りで行われております。令和3年度は、師岡熊野神社において頒布式が開催されました。

しかし、ここ2ケ年、頒布式後に実施した「日帰り参拝旅行」は、コロナ禍のため中止になっております。

掲載した写真は、令和元年に実施した箕輪諏訪神社においての頒布式と「日帰り参拝旅行」は、靖国神社等に参拝いたしました。

頒布式会場の箕輪諏訪神社
令和元年度・頒布式会場の箕輪諏訪神社:頒布式参加者(会場)
靖国神社
靖国神社

お札の頒布 (毎年12月下旬)

八幡大神神社において販売するお札、お守り、干支根付等の各種
八幡大神神社において販売するお札、お守り、干支根付等の各種

「お札の頒布」は、年末(12月20日ころ)に会員から希望を取り、伊勢神宮より神宮大麻を授与された皇室の御祖神・「天照皇大神様」と同時に「杉山神社様」、「荒神様」のお札も希望者に篠原の八幡大神神社から譲り受けてお渡ししております(有料)。

その他関連事項

1.子供神輿の参拝(令和3年10月 コロナ禍のため中止)

毎年近隣の篠原幼稚園は、秋にお祭りを開催しており、その時先生に付き添われて園児、保護者約300名が往復3kmの道のりを、お神輿を担ぎ、法被姿でお参り頂いております。

ミッキーマウス神輿の到着
ミッキーマウス神輿の到着
拝殿に並び一斉に仲良く参拝
拝殿に並び一斉に仲良く参拝
帰りは安全な手摺を掴んで
帰りは安全な手摺を掴んで

なお、上記の写真は、令和4年3年10月が中止のため、令和元年10月10日に撮影したもの。

2.参道整備が課題

参道(公道「小机368」)整備は、平成27年7月に要望書を市・港北土木事務所へ提出しておりましたところ、平成29年度事業として着工され、平成30年3月末に完成しました。

工事の結果参道は、立ち木の伐採、手摺の設置、参道両脇の整備等から薄暗かった道がすっかり明るくなり、安心安全な参拝の道に生まれ変わりました。

しかし、現在の参道は、階段の石が傾き、滑りやすくなって、又階段石の幅が狭い等から上り下りに転ぶ危険が伴っており、早急に改修する必要に迫られて大きな課題になっています。

参道入口
参道入口
参道の階段
参道の階段

参道入口は、写真とおり(左2枚)鳥居から急な階段になり、困難な道。しかし、両側には雑木が繁茂し、土を踏む、今は見られない昔を偲ばせる道です。

岸根杉山神社奉賛会 Q&A

どんな活動をしているの?

岸根杉山神社奉賛会では、お正月の除夜祭・元旦祭・どんど焼き、秋のお祭りの御祭礼等岸根町の氏神様としての祭礼を行い、みどり豊かな鎮守の杜を長年にわたり剪定・清掃し、社の護持・管理活動を行っています。

これらの活動は、合同役員会(22名・年5回程度開催)・総会(年1回)によって、企画・審議・決定し、会員の参加によって運営しております。

役員の構成は?

奉賛会の役員は、2年毎に合同役員会が選任する会長・副会長・会計・監事・顧問・相談役の9名です。さらに、各組が選出する世話人13名を含めて計22名です。

職種・年齢等の違う様々な方が,身近にできるボランティアとして活動しています。

(*令和4年3月の総会で新たに承認された役員と世話人らの任期は、令和5年度の総会終了まであります。)

— 奉賛会役員等 —

役員名氏名
会長後藤 典重
副会長岩田 清
副会長三田 敏幸
副会長横溝 一則
会計川西 治男
監事伊藤 暢博
監事浜田 正二
顧問岩田 泰明
相談役沖山 進一

— 世話人 —

組番号氏 名
1組伊藤 暢博
2組白鳥 公彦
3組矢尾板 達也
4組浜田 隆
5組岩田 弘
6組山本 賢造
7組佐々木 朱美
8組伊藤 一弘
9組永井 里司
10組山崎 登志郎
11組後藤 典重(代行)
12組蔵方 弘之
13組黒瀬 宏和
会員・会費や予算はどのようになっているの?

会員は、令和4年度に会則を改正し、会員がお亡くなりになった場合に、その家族の代表者が会員資格を継続することになりました。また、役員が退任した場合に、合同役員会の推薦により相談役に就任することになりました。

会費は、会員並びに賛助会員が年当たり1,000円、事業者会員が年当たり・一口2,000円以上でそれぞれ4月に納めていただいています。

令和4年(2022)度の予算額は、収入総額が約70万円です。内訳は、会費18万円、行事の時のお祝い金、お参りの賽銭等からの収入になります。

主な使途は、除夜・元旦、御祭等の行事に約20万円,総会の開催に4万円,神社庁負担金約10万円,その他維持費や事務費等に使用しています。

他団体との関係は?

岸根杉山神社奉賛会は、氏神様岸根杉山神社(宮司は、篠原八幡大神「通称:篠原八幡神社」の水谷氏が兼務)を崇敬する方々で組織されており、他地域との関係は、港北区内に点在する神社で組織された横浜市港北区神社氏子総代会(参加神社21社)に参加しております。

なお、同氏子総代会が秋に主催する大麻頒布式に出席し、日帰りで近隣の神社に参拝しています。ただし、ここ2カ年は、コロナ禍のため中止。

※当日授与されるお札は、神宮大麻(このお札は、各神社の総氏神様伊勢神宮の御札「天照皇大神様」のこと)、と同時に杉山神社、荒神様の3種類で、毎年年末に会員皆様のご希望を頂き、有料で頒布しております。

入会のご案内

奉賛会は、岸根町内に居住する皆さんの氏神様「杉山神社」を長年に亘って維持管理を行っております。

会員は、原則として岸根町に居住し、敬神を有する方になっています。しかし、平成30年度において会則を改正し、町内の居住者(会員)以外に新しく近隣の居住者(賛助会員)、事業を営む者(事業者会員)も加入できるようになりました。

岸根杉山神社
岸根杉山神社

新年度になり新会員を募集しておりますが、特に、令和4年度は、町内に事業所を持っている事業主の方にご加入を促進する期間としておりますので、入会をお考え頂きますようよろしくお願い申し上げます。

入会ご希望の場合は、当サイトのお問い合わせフォームから「氏名・メールアドレス・電話番号・問い合わせ団体名・題名(入会希望)」に、さらにメッセージ本文をご記入の上、メールを送信して下さい。
お問い合わせメールを確認後、数日中にコチラからご連絡を致します。

または、閲覧資料の「奉賛会: 入会申込書」をクリックして「入会申込書」を印刷されて、氏名、住所、電話番号をご記入の上、岸根クラブへ送信(FAX:045-434-0181)頂ければ、コチラからご連絡を致します。

令和4(2022)年5月吉日
岸根杉山神社奉賛会
会  長  後藤典重